[根面被覆術] 下がってしまった歯茎を移植で回復
治療概要
- 患者様
- 20代女性
- 治療期間
- 1日
- 概算治療費
- 約11万円
※費用は治療当時の料金となります
治療動機
以前矯正治療をして上顎前歯の歯茎が下がってきたのが気になるとのことで来院されました。
治療計画
口蓋部から結合組織を採取し、露出した根面(歯ぐきが退縮した部分)を被覆する計画しました。
治療後について
回復する程度には個人差がありますが、この患者様の場合ほぼ元の位置まで回復させることができました。
根面被覆術
根面被覆術は、歯周病や加齢などによって下がった歯茎を、口腔内の結合組織を採取し、移植して外科的に再び覆う治療法です。
歯周病や加齢以外の歯肉退縮の要因は、
・不適切なブラッシングを続けた場合
・矯正治療で歯を動かす際に歯を支える骨が吸収される場合
などが挙げられます。
▼メリット
・露出した歯根を覆い、審美性(見た目)を改善
・知覚過敏の症状を軽減
・根面う蝕(むし歯)の予防
・歯周病の進行を抑制
▼デメリット
・保険適用外
・手術による痛みや腫れ
・術後のケアが重要
・成功率は100%ではない
▼根面被覆術を検討する際の注意点
すべての症例に適しているわけではない
歯周病が進行している場合は、まず歯周病治療が必要
術後のケアを怠ると、治療効果が得られない可能性がある
- 外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います
- 歯周組織再生治療は患者様の状態によって術後の経過が異なります(見た目が改善しない場合もあります)
- 歯周組織再生治療は自費診療(保険適用外)となります